母の骨折
2018年8月3日
母が左腕を骨折してしまった。
肩より少し下あたり。
家の障子の敷居につまづいて転んだらしい。
母は「なんでこんな目にあわなきゃならないんだ」と相当落ち込んでいる。
「みじめだなあ」という言葉が多い。
今まで大きな怪我もなく生きてきたものだから余計に考え込んでしまうようだ。
母は実家で一人暮らし。
私は、週に一度は会いに行くことにしていた。
だいたい土曜日の午前中に行き、お昼を一緒に食べて帰るようにしていた。
土曜の午後は、母は、ゲートボールに出かけていたからだ。
しかし、ここで、この習慣が急変してしまった。
今は、私が実家に泊まり、会社へ通っている。
実家に泊まるようになって一週間、実家から会社へ通うようになって4日が経った。
家事全般をする毎日、食事の用意、片付け、洗濯等やっている。
食事の片付け、洗濯はやりなれているから全く問題はない。
だが、食事の用意となるとそう簡単ではない、大変だ。
米はあるからまだいいが、おかずが厄介だ。料理ができない。
作れるものは・・・・
目玉焼き、玉子焼き、野菜炒め、チャーハンくらいだ。
そのほかは、レトルト(温める)半レトルト(具材がそろっているもの)だ。
朝は、母は玉子かけ、私は、納豆と刻みキャベツ、ウインナー、目玉焼きなど。
昼は、母へおにぎりを作り、私は、おにぎりか、コンビニ。
夜は、豆腐、総菜、レトルト、半レトルトなど。あとは、魚を焼く、なすみそなどに挑戦していく。
料理の腕が上達できますように。
そして、厄介なのが、母の気持ち、精神的な部分だ。
先に記したが、「なんでこんな目にあうんだ」「何か悪いことをしたのか」と凹んでいること。
また、人にお世話をかけている、ありがたいが「自分が情けない」「みじめだ」と感じていること。母の立場になればよく分かるが。
今まで経験をしたことがないので仕方ないが、私はそんな言葉を聞くと悲しい。
「こういうことは誰にでも起こることだから仕方がないし、こういうときだからこそお世話になればいい」というが今はなかなか聞いてくれない。
そんな中で一緒にいるものだから、喧嘩にもなる。私の口調が強いと「そんなに攻めるなよ」という。私も気を付けないといけない。
おそらく、怪我が治れば気持ちも晴れると思うが、しばらくは見守ってやろう。